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動詞に『 ing』 をくっつけて名詞の塊にする文法項目のことを動名詞と言います。
例えば『playing soccer』は「サッカーをすること」という意味になり、動詞をまるで名詞のような働きにすることができます。
ただし、「〜すること」といえば、to不定詞にも同じような働きがあります。
→合わせて読みたい英語の動名詞と不定詞の違いとは?覚え方を徹底解説!
ですから、この違いを使い分ける必要があるわけです。
TOEICでは、この2つをひっかけ問題として出題される傾向があるので、ぜひポイントをつかんでいってください。
それでは、一緒に学んでいきましょう!

動詞によっては、その後ろに動名詞しか使えない、もしくはto不定詞しか持ってこられない文法があるのはご存じですか?
これらはTOEIC でも非常によく出る問題ですので、覚えておくと点数が稼げるポイントとなります。
動名詞しか使えない主な動詞
admit:認める
imagine:想像する
suggest:提案する
practice:練習する
deny:否認する
mind:気にする
finish:終わる
consider:考慮する
enjoy:楽しむ
avoid:避ける
recommend:勧める
このあたりは頻出動詞です。
特に赤文字になっている箇所は、TOEICでも出やすい単語となります。
出題される方法としては、問題文の中に、上記の動詞が使われていて後ろに空欄があり、こちらには何を入れますか?というような内容が多いでしょう。
過去にもTOEICでは、似ているto 不定詞と動名詞をよくひっかけ問題として出題しています。
また、前回の記事でもお伝えしましたが、動名詞というのは、過去にフォーカスが当たる行動を指すものになります。
例えば、『He denied lying』 であれば「彼は嘘をついたことを否定した」と訳せます。
嘘をついたことを否定した、ということで時間軸としては過去にフォーカスが当たっています。ですから動名詞です。
では、こちらの例文は動名詞とto不定詞どちらでしょうか?
『She avoided getting hit by a car.』
「彼女は車に轢かれることを避けた」
これもすでに避けているので、車に轢かれずに済んでいます。つまり過去のことを指しているので動名詞です。
このように 『deny』『avoid』など、これらの動詞というのは、後ろに動名詞か不定詞かで言ったら動名詞を使わなくてはいけない、ということになります。
■動名詞のポイント
うしろに動名詞しか使えない動詞がある
過去にフォーカスされる行動になる
to不定詞しか使えない主な動詞
plan:計画する
offer:提供する、申し出る
manage:何とかする、管理する
decide:決める
promise:約束する
wish:したい、願う
mean:本気で~するつもり
want:したい
expect:予測する
agree:同意する
では、次にto不定詞しか使えない動詞をご紹介していきます。
to不定詞しか使わない動詞の方が数が多いので、先ほどの動名詞の単語を丸暗記していただければ、他のものをto不定詞として、使っていけば問題ありません。
さきほどの動名詞は過去の話をしていましたが、逆にto不定詞は未来のイメージになります。
例えば、
『I promise not to tell anyone about this』
「私は約束する、誰にもこのことについて言わないことを」
現在、今後について約束しているわけです。ですから、この場合はこのような未来のニュアンスになります。
もう1つ例文をみていきましょう。
『I hope to come here again』
「またここに来たいね」
どこか、素晴らしい景色を見ている時に言っている言葉です。またここに来たい、ということは、未来のお話です。
このように、これらの動詞のうしろには、動名詞かto不定詞どちらがくるのか?と考えると、to不定詞しか使えない、ということになります。

今度は動名詞とto不定詞で、どちらでも使えるけど意味が変わってくる表現の解説をしていきます。
なんだかややこしく感じるかもしれませんが、これは簡単に丸暗記ができるのでぜひ覚えていってください。
それが 『remember』『try』『regret』『forget』この 4つです。
では、実際に例文をまじえながら解説していきます。
①『remember』
■動名詞の場合:
『You should remember talking to him』
「彼と話したことを覚えておくべき」
『talking to him』 が、「彼に話した」という意味になるので過去ですね。
■to不定詞の場合:
『You should remember to talk to him』
「彼と話さなくてはいけないのを覚えておく」
一方で『to talk to him』 というのはこれから行うことです。なので「覚えておく」という未来の意味になります。
ですから、これからすること、≪動名詞=過去の話≫と≪to不定詞=未来のニュアンス≫とその違いがしっかり反映されているということになります。
②『try』
■動名詞の場合:
『I tried calling you but you didn’t answer』
「私はあなたに電話をしたけれども、あなたは電話に出なかった」
実際に電話しているのであれば、過去にニュアンスが向いている動名詞を使うべきです。これは実際に「したこと」になります。なので、『try』 の後ろは動名詞がわかりやすいでしょう。
■to不定詞の場合:
『I tried to call you in the morning but I couldn’t』
「あなたに今朝電話をしようとしたができなかった」(実際にはしていない)
try to 不定詞=「〜しようとする」という表現は非常に曖昧です。なぜかというと、実際にこれをやったのかどうかがいまいち分からないからです。『I tried to call you』 というのは、単純に「私はあなたに電話をしようとした」というモーションをかけただけです。なので、相手へ電話をしたのかしていないのか伝わりにくい表現になってしまいます。
③Regret
Regret というのは「後悔する」という意味合いで皆さん覚えていると思いますが、実は TOEIC で結構よく出てくる使い方があります。
■動名詞の場合:
『I regret telling her my feeling』
「私は自分の気持ちを彼女に伝えたことを後悔している。」
これは「実際にしたこと」を後悔しているので、過去のニュアンス。だから、動名詞を使わなくてはいけない。
to不定詞で使う場合:
『I regret to inform you that the event was cancelled.』
「残念ながらイベントは中止になったことをお知らせいたします。」
regret to 不定詞は「言いにくいことをこれから言う時」に使われる表現になります。つまり、これから『 inform(知らせる)』 ことになるので「残念ですが〜」という意味合いになるわけです。未来のニュアンスですね。
ビジネスの世界で多用される言い方なので、TOEICでもかなり出てくる頻出文法です。
④forget
■動名詞の場合:
『I’ll never forget meeting you in Tokyo』
「東京であなたに会ったことを決して忘れません」
この場合は過去に実際にしたことを忘れないという意味になります。つまり「会った事実そのもの」を覚えているかどうかを表します。
■to不定詞の場合:
『Don’t forget to meet him tomorrow』
「明日彼に会うのを忘れないでね」
forget + to 不定詞 は「これからすべきことを忘れる」という意味になります。ですので「明日会う」という行為をしなければならないのに、それを忘れてしまう可能性を示します。

今度は、まったく意味が変わってしまうパターンをお伝えしていきます。
それは『stop』 です。
■stop to 不定詞
『I stopped to look up』
「私は上を見上げるために立ち止まった。」
→ 「〜するために止まる」という意味になります。
(不定詞の副詞的用法)未来の行動にフォーカスがあるわけです。
■動名詞
『I stopped looking up』
「上を見上げるのをやめた。」
→ 実際にやっていた行動をやめる場合は動名詞を使います。
例えば
『I stopped smoking』
「タバコを吸うのをやめた」
上記の文章を『 I stopped to smoke』 と言ってしまうと「タバコを吸うために立ち止まった」という全く逆の意味になるので注意が必要です。
不定詞と動名詞どちらでも基本的に同じ意味になる動詞
例:like、love、hate など。
I love to cook. / I love cooking.
→ 基本的には同じ意味ですが、ニュアンスに少し違いがあります。
一般的・習慣的に「料理が好き」と言うなら
to 不定詞 『I love to cook』
実際に今料理している最中に「料理ってやっぱり好きだな」と言うなら
動名詞 『I love cooking』
このような形です。
ネイティブも状況によって好みが分かれますが、意味はほとんど変わりません。
次に、TOEICでよく出る、動名詞を使った定番表現です。
look forward to + ing:「〜するのを楽しみにしている」
be used to + ing:「〜することに慣れている」
cannot help + ing:「〜せずにはいられない」
there is no + ing:「〜することはできない」
how about + ing:「〜するのはいかがですか?」
feel like + ing:「〜したい気分」
be worth + ing:「〜する価値がある」
it is no use + ing:「〜しても無駄だ」
prevent / keep / stop A from + ing:「Aが〜するのを防ぐ」
ここは非常にいろいろなパターンがあるので、こちらを参照いきましょう!
『I look forward to getting to know you』
「あなたと知り合うことを楽しみにしています」
『I am used to dealing with complaints』
「私はクレーム対応に慣れています」
『I cannot help laughing at his jokes』
「彼のジョークに笑わずにはいられない」
『There is no telling who will win』
「誰が勝つか予測することはできない」
『How about hanging out tonight?』
「今夜遊びに行きませんか?」
『I feel like drinking』
「飲みたい気分です。」
『The new movie is worth watching』
「その新しい映画は見る価値がある。」
『It is no use regretting what you did』
「自分がしたことを後悔しても無駄だ」
『I stopped him from smoking in the room』
「私は彼が部屋でタバコを吸うのを止めた」
動名詞は受動態にすることもできます。
その場合は「being + 過去分詞」という形になります。
例文:
『I don’t like being treated like a child』
「私は子供扱いされるのが好きではない」
『My dog enjoys being groomed』
「私の犬はグルーミングされるのが好きだ」
『I remember being approached by a girl at a café』
「私はカフェで女の子に声をかけられたのを覚えている」
■ポイント
『 enjoy』 は必ず動名詞
『remember』 は未来なら不定詞、過去の経験なら動名詞
と、いったルールがここでも適用されます。

いかがでしたか?
今回いろいろな形で「動名詞と不定詞」の違いを見てきました。
動詞によって「動名詞だけの意味/不定詞だけの意味/両方だけど意味変わる」ことがあります。
・動名詞=過去のニュアンス
・to不定詞=未来のニュアンス
・動名詞しか使えない動詞リスト
など、意味が変わる4動詞(remember / try / regret / stop)
このあたり抑えて一気に点数アップを狙っていきましょう!
ちょっとした使い方の違いで意味が変わるので、覚えることは多いですが、TOEIC にもよく出題されるので、こちらの記事は何度も読み返してしっかり復習してみてください。
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