英語の仮定法とは?「もし~だったら」という、本当はあり得ない話をする時に使う文法です。本記事では、仮定過去と仮定過去完了の違いについて、例文を使ってわかりやすく徹底解説していきます。
目次

仮定といえば「もし~」という内容から始まることが多いので、 “ if “を使う。と思う方が多いと思います。その通りなのですが、今回は “ if “ が使われなくても仮定法になる可能性がある、という内容をお話していきます。
仮定法は、「もし~だったら」「実際にはそうではないかもしれないけれども、もし〜だったら」という「あり得ないんだけども~」という表現が多いです。
では、まずは王道の “ if “の使い方を見ていきましょう。
“ if ”には仮定なんだけれどもあり得る可能性がある条件文という使い方があります。
例えば
「If I have free time, I usually go to a café.」
( 暇な時間があれば、たいていカフェに行きます。)
こちらは全然あり得ない話ではないですよね。条件文というのは、「もし~」を使いますが、あり得ない話ではないというイメージです。「時間があればたいていカフェに行く」っていうのは、全然あり得る話ですよね。
条件文だとほかにも
「If I play a video game, my mother gets angry」
(テレビゲームをすると母が怒る)
「Can you bring my glasses if you go upstairs?」
(2階に行くのならメガネ持ってきてください)
「If you study hard, you will pass the exam.」
(一生懸命勉強すれば試験に合格するだろう)
このような文章になります。
この例文の3つも全然あり得ない話ではないですよね。ですから、「もし~」を使った条件文というものになります。
■条件文の大事なポイント
英語の時制にはいくら未来の話をしたとしても、絶対に未来形は使わないというルールがあります。つまり、現在形を使わなくてはいけません。
「If we will get free time, let’s go to a café.」
(時間があればカフェに行こう)
「もし、今日暇な時間があればカフェでも行きましょう。」は一応未来の話なので、If we will get free timeって形でwillが使いたくなります。
こういった場合は ” if ” という条件を表す。接続詞の中なので、willなどの未来形は使うことができない、いうことになります。
これが『あり得ない話をする仮定法』と『あり得る話をする条件文』の違いになります。

一方で仮定法過去というのは、今現実的にあり得ない話をする時に使います。
作り方は
【if + 主語 + 動詞の過去形 + 主語 + 助動詞過去(would、could、might)+ 動詞の原形】という形になります。ちょっと長いですよね…
では、実際に例文を見ていきましょう。
「If we had a dog, my daughter wouldn’t feel lonely. 」
(もし犬を飼っていたら、娘は寂しくなかっただろう。)
このように
仮定法過去では実際はそうではないが『現実離れを示すため』に、過去形を使う形になります。
■仮定法過去でbe動詞をつかう場合
必ずwasではなくてwereを使ってください。
「If the house were bigger.」
(家がもっと大きかったら)
こちらの場合、あの単数形ですので普通であれば ” was “ ですよね。しかし、この場合のbe動詞は、主語が何であれ、基本的に仮定法というのは “ were “ を使います。
もう1つ例文を見ていきましょう。
「If the house were bigger, I could have you guys over.」
( もし、もっと家が大きければ、あなたたちを招待することができたのに)
こちらも、現実的に起こるわけがないお話なので仮定法過去です。
もういくつか例文をご紹介します。
「If I were younger, I would backpack around the world. 」
一人称が単数形ですが “ were ” を使っているところに注目です。
こちらは、「~だろうな」「とか~だったらな」というニュアンスを持っています。ですから、「もし私がもっと若かったらな」「リュック1つで世界を旅するのにな」そんな訳し方ができます。つまり、バックパッカーですね。
では、つぎはクイズです。こちらを訳してみてください。
「If I had a car, I could go grocery shopping at Costco. 」
わかりましたか??
「もし車を持っていたら、コストコで買い物ができるのにな」ですね。ここでいう “ could “ というのは、「できる」という意味になるので「できたのにな」という形になります。
では、もう1問クイズをやってみましょう。
「If he spoke Spanish, he might make more friends in L.A.」
どうでしょうか?
「ロサンゼルスはスペイン系のヒスパニック系が多いから、もしスペイン語が話せたら、L.A.でもっとたくさんの友達ができたかもしれないのにな」こんな感じですね。
今の例文は3つとも全てが、あり得ない話をしていました。
1つ目の「If I were younger.」はすでに若くないですし、2つ目は車を持ってないし、3つ目はスペイン語を話すことができません。
この今のありえない話をする場合が『仮定法過去』です。
仮定法過去はルールで覚えるしかありません。
何回も復習して、仮定法過去を学んでいきましょう!

ここからは、仮定法過去完了という、もう1つの仮定法について解説してていきます。
さきほどの仮定法過去は、「今ありえない話」をする時に使いましたが、この仮定法過去完了というのは、「過去に起きたありえない話」をする時に使います。
作り方は
【if + 主語 + had + 動詞の過去分詞形 + 主語 + 助動詞の過去形 + have + 動詞の過去分詞形】
非常に長いです。長すぎます。しかし、これを覚える必要があります。
めげずに一緒に例文を見ながら学んでいきましょう!
「If it had rained, the result would have been different.」
(もし 雨が降っていたら、結果は変わっていただろう。)
つまり、雨は降っていなかったので『結果は変わってない』ということになりますよね。これが仮定法過去完了です。
どんどん例文をみてパターンを学んでいきましょう!
「If you had left earlier, you could have caught the bus. 」
(もしちょっとでも早く出ておけば、バスに間に合うことができただろう)
こちらは、「早く出なかったからバスに間に合うことはできなかった」ということですね。同じく『結果は変わっていません』
「If you hadn’t lied to her before, she might have believed you.」
( あなたが以前に彼女に嘘をついていなければ、彼女はあなたを信じていたかもしれない)
つまり、嘘をついたので信じなかったってことですね。これも過去に起きたありえない話です。

さらに、仮定法には『混合仮定法』というものが存在します。
名前は小難しそうですが、安心してください。ここまで読んでくださっているあなたなら大丈夫です。
これは何かというと、「あの時ああいう風にしていたら」、という『過去にこうしていたら、今はこうだったはずなのに』という、仮定法過去と仮定法過去完了が混じっている仮定法のことを指します。
だからこそ、混合仮定法というネーミングなんですね。
でも、やっぱり少しややこしい名前です。
シンプルにいうと「過去にこうしていたら、今こういう風になってただろうな」という表現になります。
こちらも例文を見ていきましょう。
「If you had received the training, you wouldn’t be in trouble now. 」
(トレーニングを受けていれば、今頃あなたは困っていないでしょう)
「もしトレーニングを受けていれば」
つまりこれが過去になるので過去の事実に反する話ですね。そしてトレーニングは受けなかった。ということになります。
「あなたは今困ってなかったでしょう」
これは、今の事実に反する話。ですから今困ってるということですね。
要約すると「トレーニングを受けていなかったから今困っている」
これが仮定法過去完了と仮定法を合わせた混合仮定法なんです。
では、つぎの例文もみていきましょう。
「If you had bought gold 10 years ago, the value would be triple now. 」
(10年前に金を買っておけば、今頃3倍の価値になっていただろう)
つまり、10年前に金は買っていませんでした(過去)。ですので、今価値は何もありません(現在)。
「If he had asked the question then, it would not be a big trouble.」
( 彼があの時質問していれば、こんな大きな問題にはなっていなかっただろう)
ってことは質問はしなかった(過去)。だから大きな問題になっているということですね。(現在)
混合というと難しく感じますが、要は過去と今のことを表現している内容ですので、例文をみていくとわかりやすいかと思います。

最後にwishを使った仮定法についてやっていきます。
wishというのも仮定法の1つの表現になります。
wishは「●●であればいいのにな」というときによく使う文法になります。
同じく仮定法ですので、あり得ない話や実現しにくい内容の場合によく使います。
では、例文です。
「I wish I were a bird. 」
(鳥だったらよかったのに)
これは昔の英会話教室のCMとかでやってたやつです。
「I wish I were a bird」なので、もちろん私は鳥ではありません。一人称が単数形ですが、仮定法ですので ” were “ を使っていますね。
ところで、「なればいいな」と言えば ” hope “ という言葉を想像した方もいるのではないでしょうか。もちろんこちらも「なんとかになればいいな」という意味になる言葉です。
しかし “ hope “ というのは、仮定法ではなくて未来への願望になります。
ですので、” hope “ は過去ではなく未来形でよく使われます。
※また別の記事でお伝えします。
「I hope it won’t rain tomorrow.」
( 明日晴れればいいな)
このような感じです。
ですから「この前晴れてたらよかったのに」という過去の表現をする際は
「I hope it was sunny.」ではなく「I wish it was sunny.」
このようにhopeは使わずにwishを使います。
そして、wishにも仮定法過去と仮定法過去完了というのがあります。
形は【I wish + S + 過去形】
では、例文です。
「I wish I had a sister.」
(妹ががいたらいいのにな)
つまり、いま姉妹はいないですよね。
では、次の例文です。
「I wish I could speak Portuguese.」
( ポルトガル語が話せたらいいのにな)
実際には話せません。
最後の例文です。
「I wish I were a woman.」
( 女性だったらよかったのにな)
実際には女性ではありません。
wishは、このように現在の事実に反する、いわゆるちょっとした願望みたいな感じになります。それを表す時にはこのI wish、Iで過去形を後ろに持ってくる形をとります。
そして、wishを使った仮定法というのは過去完了形、事実、過去の事実に反する話をする時にも使えます。
形は【I wish + 主語 + had + 動詞の過去分詞形】
こちらも例文で見ていきましょう。
「I wish I had thought about it.」
( それについて考えていたらな)
あの時、そういうことを考えておけばよかったってことですね。
「I wish I had listened to my parents. 」
(両親の言うことを聞いておけばな)
その時は、聞かなかったんですね。
「I wish I had bought a lottery ticket with the combination. 」
(あの番号で宝くじを買っておけばよかった)
ロト6みたいな感じですね。番号を選んでいたのに、その時買ってなくて、でも実はその番号が当たっていたことに後で気がついたっていう悲しいやつです。
つまり、過去の事実に反する話、ということになります。

いかがでしたか?
今回は仮定過去、過去完了だけではなく、混合仮定法、そしてwishを使った仮定法というのをやってきました。
■仮定法過去→現在や未来の非現実を仮定
形:If + 主語 + 動詞の過去形, 主語 + would/could/might + 動詞の原形
ポイント:「I」や「he」でも be動詞は were を使うのがルール。実際には違うというニュアンスを過去形で表す。
■仮定法過去完了→過去の事実に反する仮定
形:If + 主語 + had + 過去分詞, 主語 + would/could/might + have + 過去分詞
ポイント:「過去に実際には起きなかったこと」に対する後悔・反省の表現。
■混合仮定法→過去と現在の非現実を混ぜた表現
形:If + 主語 + had + 過去分詞, 主語 + would + 動詞の原形
ポイント: 「過去の事実」によって「現在の状態」が変わっていたはず、というニュアンス。
■wishを使った仮定法表現
形:I wish + S + 過去形
ポイント:「動詞の形」に注目。時制と構文をしっかり見て仮定法のパターンを選ぶ。
仮定法は、しっかりとその形を覚えていただくことが重要です。はじめは少し難しく感じるかもしれませんが、例文でみていくと「そういうことか!」と理解できますので何回も読み返してみてください。
そうすると、問題の中でこれは仮定法過去を入れるべきだ、これは仮定法過去完了を入れるべきだっていうのが判断ができるようになりTOEICなでも点数が取りやすくなります。
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