TOEICリーディングパート5は全30問の短文穴埋め問題です。
最も重要な要素は、単語・品詞・文法への理解力があることです。問題文と選択肢を見た瞬間に、出題の意図とポイントがわかればスコアアップが目指せるでしょう。
時間がかかるパートなので800点以上を取る方は10分以内、700点以下が目標の方は12~14分が目安です。
パート5では、単語の知識が試される問題が多く出題されます。単語の意味を理解していることはもちろん、前置詞との組み合わせで意味が変わる単語も覚えておく必要があります。
例えば、”transfer” という単語は、単独では「移動する」という意味ですが、前置詞 “to” と組み合わせることで「〜に輸送する」という意味になります。
このように単語を覚える際には、一緒に使われる前置詞にも注意しましょう。
品詞の問題では、選択肢に同じ単語の異なるものが含まれており、文法的に正しい形を選ぶ必要があります。
例えば、”further”(形容詞:さらなる)と “further”(副詞:さらに)のように、同じスペルでも品詞によって役割が異なります。
このタイプの問題は、空欄の前後の単語の品詞に着目することで解くことができます。例えば、前置詞の後には名詞が来なければならないというルールがあるので、選択肢に名詞が1つしかなければそれが正解となります。
このように文法の理解が深まると、時間を短縮することができます。
文法の問題では、関係詞や仮定法など、文法のルールに従って答えを選ぶ必要があります。
例えば、関係代名詞を選ぶ問題では、先行詞が人か物かによって適切な関係代名詞が異なります。文法問題を解くには、それぞれの文法ルールの理解が不可欠です。
問題集などで、様々な文法問題に慣れておきましょう。間違えた問題は、なぜ間違えたのかを理解し、同じ間違いを繰り返さないようにすることが重要です。
パート5は、とにかく時間が足りなくなるパートです。30問を限られた時間内で解かなければなりません。攻略のカギは3つあります。
①問題のタイプを見極める
品詞の問題は、文全体の意味を理解する必要がなく、空欄の前後の単語だけで解けるため、5秒から10秒で解けるように練習しましょう。
②分からなくても選択する。
分からなくてもスキップせず、1問でも正答率を上げるため、あきらかに違う選択肢は外し、絞ってから解答する。一度問題を飛ばした場合は、マークシートの答えがずれてしまう恐れがあるのでオススメしない。
③制限時間を意識した練習
問題集を解く際には、必ず時間を計って取り組み、本番を想定した練習を行いましょう。
パート5の問題は、単語、品詞、文法の3つの知識を組み合わせることで解くことができます。 これらの基礎力を固めることが、結果的に時間短縮にもつながります。
では、実際に学んだことをアウトプットしていきましょう。何回間違えても問題ありません。TOEICで点数を上げるには、何度も復習することが大切です。
●Question 1
“The company ______ its annual report by the end of next week.”
(A) finishes
(B) will finish
(C) finishing
(D) finish
●Question 2
The manager ______ to approve the budget before it was presented to the board.
(A) forgot
(B) forget
(C) forgetting
(D) forgotten
●Question 3
Customer feedback plays an essential role in the ______ of our services.
(A) improve
(B) improving
(C) improvement
(D) improved
●Question 4
The new software is ______ designed to improve efficiency in the workplace.
(A) carefully
(B) care
(C) careful
(D) caring
●Question 5
The employee ______ proposal was accepted by the management received a bonus.
(A) whose
(B) who
(C) whom
(D) which
●Question 6
The package will be delivered ______ you are not at home.
(A) if
(B) unless
(C) as if
(D) whenever
●Question 7
Mr. Tanaka left early today ______ he had an important appointment.
(A) so that
(B) because
(C) although
(D) despite
【解説付き解答】
1.解答: (B) will finish
解説: 文中の「by the end of next week」は未来の期限を示しているため、未来時制の「will finish」が適切です。
2.解答: (A) forgot
解説: 過去の行動を表す「before it was presented」に一致する過去形の「forgot」が正解です。
3.解答: (C) improvement
解説:「the + 名詞」が必要なため、「improvement」が正解です。
4.解答: (A) carefully
解説: 副詞が動詞「designed」を修飾しているため、「carefully」が正解です。
5.解答: (A) whose
解説: 「~の」という所有を表す関係代名詞「whose」が正解です。文意は「提案が採用された社員」です。
6.解答: (B) unless
解説: 「あなたが家にいない限り」という条件を示す接続詞「unless」が適切です。
7.解答: (B) because
解説: 「~なので」という因果関係を示す「because」が正解です。
いかがでしたか?
パート5からは非常に時間配分の意識が必要になります。
●800点以上を目指す場合
→1問あたり20秒、全体で10分程度
●700点以下、または500点・600点を目指す場合
→時間にそこまでこだわる必要はありませんが、制限時間内にできるだけ多くの問題を解くという意識は持ち、正答率を重視していきましょう!
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