
TOEICのリスニングが聞き取れない…そして、ついつい塗り絵をしてしまう。そんな経験はありませんか?しかし安心してください。リスニング対策には、攻略するポイントがあります。コツさえつかめば満点だって夢ではありません!
目次
英語は得意だからTOECIもきっと大丈夫!と、思っていてもいきなり受講するのはオススメしません。文法の使い方など英語の基礎を問う質問があるので、論理的ではなく感覚で英語が話せる方は逆に点数がとれなかったりします。
ですから、まずは事前準備を必ずしていきましょう。
そこで、本記事では特に点数を落としやすい、TOEICリスニングのPart3の出題のポイントを解説していきます。
そして、後半はPart3の対策をどのようにするべきか、この点についてもお話していきますので、楽しみにしていてください。
すでにご存じかもしれませんが、TOEIC L&Rというのは、リスニングとリーディング、合わせて7つのパートに分かれています。
Part1〜4がリスニングで45分、Part5〜7がリーディングで75分になっており、全200問の書き込み禁止のマークシートのテストです。答えは4つの選択肢から適当なものを選びます。
これから説明するPart3がどういう問題かというと、対話形式のリスニング問題です。
全部で39問、会話文が13個あります。
内容は、2人または3人(女性・男性など)の会話を聞いて、1つの会話につき3つの質問に答えていくものになります。中には地図や表などが印刷されていて、それに関連した設問も用意されています。
質問文は印刷されている…ということは、設問の会話と会話の合間、10〜15秒ほどの間に、次の問題がどういうことを聞かれているのかを先読みすることが可能です。
ですので、もちろんリスニング力は大事ですが、実はリーディング力も非常に大事になってきます。
まず問題が流れる前に、答えの選択肢をついつい読んでしまう方が多いです。
これはNG。むしろ見ないようにしましょう。なぜかというと、問題も何も知らない状態なのに、勝手に想像で間違った答えに引っ張られてしまう可能性があるためです。
たとえば、問題文の中に「drink」という単語が何回か出てきて、答えの中にも「he is drinking」という選択肢があった場合、本当の答えは違うのに、事前に「drink」という情報が頭にあると、それに引っ張られて問題をあまり聞かずに間違った選択肢を選んでしまうことがあります。
それよりも大切なのはなるべく「何を聞かれているのか」という質問の意図を見ておくこと。ですから、選択肢を見るのではなく、問題文を見ておきましょう。事前に文章を読んで把握しておくことで、「大体どういう会話の内容が来るのか」という予想がつきます。
仮に日本語でも、いきなり話しかけられて「え?何て言ったの?もう一度教えて」ってなった経験ってありますよね。英語に限らず知らない内容を耳で聞くことは、思ったよりも難しいことなのです。
まずは印刷物に目を通して、しっかりとアンテナを張ってからリスニングするたけでも、かなり理解度が進むので、実はリーディングとのシナジー効果が高いと言えます。
リスニングPart3の問題の最初の流れは「どのような状況か」を判断する問題が多いです。会話の冒頭で何かしらの状況だったり、問題が何なのかというヒントが流れます。
例えば1つ目の設問は、「状況や環境の説明してください」だったり「この2人の職種は何ですか」といったような、全体的な理解を問う問題が多いです。
傾向として、トラブルや対応の必要がある事柄が冒頭でよく挙げられます。
ですから、Part3では「必ず何か問題が起こっている。」そう思ってもらって良いでしょう。
その問題が何なのかを瞬時に判断できるかどうか、どういう状況なのかを理解できるかこれこそが、リスニングの問題を把握する上で非常に大事です。
後半からは、問題解決のための行動、もしくは未来の行動に関係する情報が隠されています。つまり、会話の最後に「この問題をどうやって解決するか」「これから何が起こるか」といったことが語られ、それについて問われる設問が多いということです。
例えば「What does the man do next?(男性は次に何をしますか?)」といったような問題が出題されます。
ですので、会話を聞いたら必ず以下の3つを考えるようにしてください。
1.どういう状況なのか
2.どんな問題が起こっているのか
3.その問題に対してどんな行動が求められているのか
考えることは、とにかくこの3点です。頭の整理をするために、書き出しても良いでしょう。自分の言葉で説明できるようになることが非常に大事です。
それが出来ると、その考え方と一致する回答が必ず1つ見つけられ、点数がどんどん取れるようになります。
次のポイントは「単語の言い換え」です。
TOEICではリスニング・リーディングともに単語の言い換えが頻出します。
総合的なリスニング力が求められるのは当然ですが、この単語の言い換えによって難易度を上げてくるため、語彙力も非常に重要になります。
どういうことかというと、本文の中で “May I see your driver’s license, please?”(運転免許証を見せてください)と尋ねられているとしましょう。
しかし、答えの選択肢の中に “driver’s license” が無く “identification” と言い換えてくるケースがあります。
この場合、リスニングはしっかりできており質問の意図が理解していても、単語の意味がわからないと答えられない問題になります。
ですから、「単語の言い換え」が必要になるのです。難易度を少し高く感じるかもしれませんが、日常的な英会話でも使われる手法ですので、覚えておいて損はありません。普段から日本語でも言い換えの練習をしておくと良いでしょう。
難しく考えずに、連想ゲームのように思い浮かべると楽しめます。
(例)
・フライパン → 調理器具
・ヨーグルト → デザート
・寝る → 休憩
このように、単語の言い換えを考えて瞬時に理解できる力が非常に重要になってきます。
いかがでしたか?
リスニングで点数を取るポイントは、「冒頭での状況把握」「問題の特定」「そしてその問題に対する行動」これらを常に意識して、話を聞いたあとに『こういう話だった』と自分の言葉で再構築できるようにしてください。
また重要なのは「単語の言い換えへの対応力」です。
TOEICの公式サイトから音声問題が実際に体験できますので、これらを把握してから、実際にサンプル問題をやってみてください。
Part3の問題を一度聞いたら、自分の頭の中で流れを整理し、「何が起こったか」「どう解決されたか」を説明できるようにしていくことが大切です。
というわけで、今回の勉強の流れをまとめると
①リスニング力を鍛えるためにスクリプトを使い、オーバーラッピングやディクテーションを行う。
②単語力強化のために言い換え表現を覚える
③「状況→問題→行動」の3点セットを意識して聞く
例)
・どういう場面だったか → 電話での苦情対応(製品の不具合)
・問題は何だったか → 商品がすぐに壊れてしまった
・求められる行動は何か → 男性が割引クーポンを提供した
Part3の攻略方法は、基本的にこのような流れになります。
また、勉強をする際は、流れを理解して説明できる力がついているかをスクリプトを見ながら確認してください。
初めは、見ながらで全く問題ありません。たとえば日本語の曲を聞いているときも「何を言っているのかわからない」という経験があると思います。しかし、歌詞カードを目で理解すると、次からはすぐに歌詞がわかったりしますよね。
ですから、英語でも同様にそれをやって理解を深めましょう!ということです。
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