グローバル人材育成メディア 前置詞について~時間軸・期間編~

前置詞について~時間軸・期間編~

英語文法 2024/12/29

前置詞とは、名詞の後に置いて、追加の情報を加える助詞のようなものです。前置詞がないと、文の意味が曖昧になったり、不完全になったりする可能性があります。

例えば “ She stayed in Paris for two weeks. “
(彼女は2週間パリに滞在しました。)

これは、” for ”という前置詞が「どのくらいの期間か?」を表しています。
このように、さまざまな前置詞を把握することによって、文法の理解力がさらに深まります。

前置詞の基本的な使い方

前置詞は、後ろに名詞を伴って「前置詞+名詞」のかたまりを作ります。 このかたまりは、文中で形容詞や副詞の働きをします。

形容詞として働く場合

例:「People in Canada are nice.」
「in Canada(カナダにいる)」が前の名詞「People(人々)」を修飾し、「カナダの人々」という意味を表しています。

副詞として働く場合

例:「I was born in 2000.」
この文では「in 2000(2000年に)」が動詞「was born(生まれた)」を修飾し、「2000年に生まれた」という意味を表しています。

前置詞には様々な種類があり、それぞれ異なる意味や役割を持っています。今回は時間に関する前置詞を紹介します。

時間に関する前置詞

1. in, on, atの基本

●in: 長い期間を表す際に使われる

例:年(in 2024)、月(in December)、朝(in the morning)

●on: 特定の日を表す際に使われる

例:曜日(on Friday)、日付(on December 20th)
  誕生日(on your birthday)、特定の日の朝(on the morning of December 21st)

●at:時刻や瞬間を表す際に使われる

例:時刻(at 3 o’clock)
瞬間(at the moment)

2. 期間を表す for, during, over

●for:継続を表す際に使われる

例:「I stayed in New York for the summer.」
(私は夏の間ずっとニューヨークに滞在した。)

さらに、具体的な数字を伴う場合に使います。

例:「We played poker for 5 hours.」
(私たちは5時間ポーカーをした。)

●during:ある期間の一部を表す際に使われる、数字を伴うことは基本的にない

例:I visited my uncle in New York during the summer.」
  (私は夏の間ニューヨークの叔父を訪ねた。)

●over:期間を表すが、変化を表す場合にも使われる、後ろに来る名詞の前に「the」「period of」「past」「the course of」「the next」などの言葉が必要

例:「Mr. Park has visited 5 countries over the last 2 years.」
(パークさんは過去2年間で5つの国を訪れた。)

例:「The stock has grown 30% over the last few years.」
(株価は過去数年で30%上昇した。)

3. その他の期間を表す in と within

●in:「〜後に」という意味で期間を表す

例:「You should receive the package in a week.」
(あなたは1週間後に荷物を受け取るはずです。)

●within:「〜以内に」という意味で期間を表す

例:「You should receive the package within a week.」
(あなたは1週間以内に荷物を受け取るはずです。)

4. 期限を表す until と by

●until:「〜まで」という意味で継続を表す

例:「I need to be there until 5.」
(私は5時までそこにいなければなりません。)

さらに、接続詞としても使われます。

例:「You cannot go home until you get the task done.」
(タスクが終わるまであなたは家に帰ることができません。)

●by:「〜までに」という意味で期限を表す

例:「I need to be there by 5.」
(私は5時までにそこにいる必要があります。)

「〜までに」という意味で until を使いたい場合は、「have until + 期限 + to 不定詞」の形で使うことができます。

例:「You have until Friday to submit the report.」
(あなたは金曜日までにレポートを提出する必要があります。)

5. その他、時間に関する前置詞

●from:「〜から」という意味で起点を表す

例:「The price will change from December 1.」
(価格は12月1日から変更されます。)

●since:「〜以来」という意味で、現在完了形と共に使われる

例:「We have known each other since 2012.」
(私たちは2012年からお互いを知っています。)

●throughout:「〜を通してずっと」という意味

例:「CNN News provide updates throughout the day.」
(CNNニュースは1日中ずっと最新情報を提供しています。)

●prior to:「〜の前に」という意味で、順序を表す

例:「I had to get approval prior to changing the plan.」
(私は計画を変更する前に承認を得なければなりませんでした。)

 

 

練習問題

空白の中の正解を選択肢から選んで下さい。

 

1.The meeting is scheduled to start ______ 3:00 PM.
(A) at
(B) on
(C) in
(D) for

 

2.She has been working for this company ______ five years.
(A) since
(B) for
(C) during
(D) until

 

3.The new product will be launched ______ September 15th.
(A) in
(B) on
(C) at
(D) over

 

4.The manager was away ______ the weekend but returned on Monday morning.
(A) during
(B) for
(C) at
(D) in

 

5.We need to finish this report ______ the end of the day.
(A) on
(B) by
(C) at
(D) in

 

 

 

 

 

【解説付き解答】

1.解答:(A) at
解説:at は特定の時刻(3:00 PM)を表します。

2.解答:(B) for
解説:for は「~の間」の期間を示します。

3.解答:(B) on
解説:on は特定の日付や曜日を表します(September 15th)。

4.解答:(A) during
解説:during は特定の期間(the weekend)の間に起こることを示します。

5.解答:(B) by
解説:by は「~までに(期限)」を表します(the end of the day)。

 

いかがでしたか?

このように前置詞は、名詞の後に置いて文章に補足情報を加える言葉で、種類によって様々な意味や役割を持っています。

特に時間に関する前置詞は、時を表すだけでなく、継続、期間、期限、変化など、様々なニュアンスを表現することができます。TOEICパート5でもよく出題される問題ですので、理解していきましょう!

 

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