時制とは、動詞が表す動作や状態が「いつ」行われたのかを示すものです。
英語では動詞の形を変えることで時制を表現しますが、日本語では動詞の形は変わらず、助詞で時制を表すことが多いです。
例えば、日本語では「昨日勉強した」「今勉強している」「明日勉強する」のように助詞が変化しますが、英語では「studied」(過去)、「study」(現在)、「will study」(未来)のように動詞の形が変化します。
英語の時制は12種類も存在します。 初めは多くの種類があり複雑に感じるかもしれませんが、ルールやパターンを把握するとシンプルに感じるでしょう。時制を理解することで、より正確に、より微妙なニュアンスを表現することができるようになります。
現在の状態や習慣的な行動を表す際に使われます。
●現在の状態
I am 30 years old. (私は30歳です。)
●習慣的な行動
We play tennis every Saturday. (私たちは毎週土曜日にテニスをします。)
●変わらぬ事実
Water freezes at 0°C. (水は0度で凍ります。)
●格言
The early bird catches the worm. (早起きは三文の徳)
●時や条件を表す接続詞の後
if, when, after, before, until などが使われる場合、未来のことでも現在形が使われます。
例: If it snows tomorrow, we should cancel the event. (明日雪が降れば、イベントを中止すべきです。)
●確定した未来の予定
飛行機や映画の上映時間など、すでに確定している未来の予定を表す場合、現在形が使われます。
例: The airplane leaves at 10 in the morning. (飛行機は午前10時に出発します。)
TOEICでは、時や条件を表す接続詞の後なのに未来形が使われている誤った選択肢が出題されることがあるため注意が必要です。
時制の未来形に関してもっと詳しく把握したい方はこちら
https://freer.co.jp/uncategorized/2052/
過去形は、過去の一時点における状態や行動を表す際に使われます。
例: I was a student 10 years ago. (10年前、私は学生でした。)
●規則動詞: 動詞の原形に -ed をつける
例: play – played
●不規則動詞: 動詞の形が不規則に変化する
例: go – went, see – saw
不規則動詞の変化形は、例文を通して覚えるようにしましょう。
●単純未来
話し手の意思とは関係なく、未来に起こるであろうことを客観的に述べる。
例: It will be sunny tomorrow. (明日は晴れでしょう。)
●意志未来
話し手の意思、決意、約束などを表す。
例: I will never make the same mistake. (二度と同じ間違いはしません。)
ワンポイント:「結婚してください」は英語で”Will you marry me?”と言います。
そう、Willを使うのです。それは相手の意思を尋ねているからです。
●予定・計画
すでに決まっている予定や計画を表す。
例: She is going to have a birthday party this month. (彼女は今月に誕生日パーティーを開く予定です。)
●根拠のある予測
現在の状況から未来を予測する。
例: It is going to rain. (雨が降りそうだ。)
will と be going to の使い分けは、TOEICではそれほど重要ではありません。 しかし、それぞれの意味合いを理解しておくことは重要です。
●現在行われている動作
今まさに起こっている動作を表す。
例: My brother is watching TV. (弟はテレビを見ています。)
●現在を含む短期間行われている動作
近い過去から現在、そして近い未来までを含めた期間に行われている動作を表す。
例: I am taking a cha-cha lesson. (私はチャチャチャのレッスンを受けています。)
●近い未来
もうすぐ行われる予定を表す。
例: What are you doing this weekend? (今週末は何をしていますか?)
ワンポイント:近い未来とはなにか?これは話し手の感覚で決まります。つまり、話し手が1年後を「近い」と感じているのであれば進行形で表すことができます。
●過去の特定の時点における動作
過去のある時点で継続していた動作を表す。
例: I was taking a shower when you called me. (あなたが電話をかけてきた時、私はシャワーを浴びていました。)
●過去の反復的な行動
過去に習慣的に行っていた動作を表す。
例: I was taking an English conversation class when I was little. (小さい頃、私は英会話のレッスンを受けていました。)
●未来の特定の時点における動作
未来のある時点で継続しているであろう動作を表す。
例: I will be waiting for you on that bench. (あのベンチで待っています。)
●フォーマルな場面での未来の動作
未来形よりも丁寧な表現として使われる。
例: Mr. Park will be talking about our business plan. (パクさんは私たちのビジネスプランについてお話になります。)
未来進行形は、ビジネスシーンでよく使われるため、TOEICでもよく出る問題です。
「have/has + 過去分詞」の形で、過去に起こった出来事が現在に何らかの形で繋がっていることを表します。
●完了
過去に起こった出来事が、つい最近完了したことを表す。
例: I have just sent the email. (今ちょうどメールを送りました。)
“already”, “just”, “yet” などの副詞がよく使われます。
●経験
過去に起こった出来事を、現在の視点から経験として話す。
例: I have never seen such a beautiful view. (こんなに美しい景色は今まで見たことがありません。)
“ever”, “never”, “before”, “once”, “twice” などの副詞がよく使われます。
●結果
過去の出来事の結果が、現在にも続いている状態を表す。
例: Spring has come. (春が来た。)
さらに”gone” と “been to” の使い分けが重要になります。
“gone to” →「行ってしまった」という結果
“been to” →「行ったことがある」という経験
●継続
過去から現在までずっと何かをしていることを表す。例: We have known each other for 5 years. (私たちは5年来ずっと知り合いです。)
“since” や “for” などの前置詞(または接続詞)がよく使われます。
継続の意味を表すためには、状態動詞を使う必要があります。
しかし、動作動詞を継続の意味で使う場合は、現在完了進行形を使います。
現在完了形は、過去を表す言葉と共には使えません。
現在完了形は、TOEICで頻出の時制です。特にパート5では、現在完了形と過去形の使い分けを問う問題がよく出題されます。
「have/has + been + 動詞のing形」の形で、過去から現在まで動作が継続していることを表します。
例: I have been learning English for 3 years. (私は3年間英語を勉強しています。)
6-2. 現在完了形との違い
現在完了形も継続の意味を表せますが、状態動詞と使う場合に限られます。 一方、現在完了進行形は、動作動詞を継続の意味で使う際に用いられます。
動作動詞を継続の意味で使う場合、現在完了形ではなく現在完了進行形を使う必要があることに注意しましょう。
「had + 過去分詞」の形で、過去のある時点よりも前に起こった出来事を表します。
例: She had lost the key several months ago. (彼女は数ヶ月前に鍵をなくしていた。)
現在完了形が過去から現在までの期間を表すのに対し、過去完了形は過去の2つの時点を比較し、より前の時点における出来事を表します。
過去完了形は、過去の一時点を明確に示す必要があり、必ず過去形の文脈の中で使われます。
「will have + 過去分詞」の形で、未来の特定の時点までに完了しているであろう出来事を表します。
例: We will have finished the task by tomorrow afternoon. (明日の午後までにはその仕事を終えているでしょう。)
未来完了形は、日常会話ではあまり使われませんが、TOEICではパート5で出題されることがあります。特に、”by the time” が使われる文脈でよく見られます。
例: We will have done the presentation by the time you get here. (あなたがここに着くまでには、私たちはプレゼンテーションを終えているでしょう。)
いかがでしたか?
時制は、英語の重要な要素の一つであり、TOEICで高得点を目指すためには、それぞれの時制の意味合いと使い方を正確に理解することが不可欠です。 特に、現在完了形、過去完了形、未来完了形などの完了形は、日本語にはない概念であるため、例文を参考にしながら、しっかりと理解するようにしましょう。
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