あなたの周りに英語が得意な方はいますか?あまりいないのではないでしょうか。
実は、世界的に見て日本人は英語が苦手とされています。(EF EPIランキングで日本は低位)
その原因として、言語間距離(母語と学習言語の構造的・発音上の違い)があるからです。
日本語はSOV言語で助詞が重要ですが、英語はSVO言語で語順が重要です。このように言語の構造の違いが非常に大きいのです。
こういった事情から、初めは英語を少しむずかしいと感じるかもしれません。ですが、安心してください。
むしろ元々英語は苦手…ということが理解できていれば、解決方法はあります。
仮に、あなたが算数の勉強を小学生に教えるとするとしましょう。いきなり掛け算から始めないですよね。まずは足し算を知ってから、掛け算の流れにするはずです。それは足し算を理解すると、掛け算の構造が理解できるからです。
このように、英語が苦手でも、基礎である足し算から始めれば問題なく、むずかしい掛け算は解けるようになるのです。
しかし、英語が話せない方の多くが、この言語間距離を理解せずに勉強を始めています。例えば、いきなり英会話スクールへ通ってスピーキングやリスニングから行うパターンです。これでは足し算と引き算を知らないのに、いきなり方程式から始めてしまうようなものです。だから、英語が難しいと感じてしまうのです。
ですから、英語力を上げるには、まず基礎から始めることが最も大切です。
日本語と英語は、文の構造、特に語順において大きな違いがあります。日本語はSOV(主語-目的語-動詞)言語に対して、英語はSVO(主語-動詞-目的語)言語に分類され、この違いが言語習得やコミュニケーションに様々な影響を及ぼします。
ちなみにEF EPI ランキング上位の国は、英語と構造上非常に似ているSVO言語を使っています。つまり母語を話す感覚で英単語を並べれば、それなりの文章が作れることになります。
日本語では「私はご飯を食べます」のように、主語(私) – 目的語(ご飯)- 動詞(食べる) の順に語句が配置されます。
一方、英語では “I eat lunch.” のように、主語 (I) – 動詞 (eat) – 目的語 (lunch) の順になります。
この違いは、それぞれの言語における品詞の役割と語順ルールに起因します。日本語では、助詞が語句の役割を示すため、語順が比較的自由です。しかし、英語では助詞がなく、語順が文の構造と意味を決定づける重要な役割を担います。
SOVとSVOという語順の違いは、以下のような影響をもたらします。
●コミュニケーションにおける誤解
日本語と英語の会話では、語順の違いによってコミュニケーションに食い違いが生じる可能性があります。
例えば、英語で “I saw a dog in the park.” と言った場合、日本語では「公園で犬を見ました」と理解しますが、語順をそのまま日本語に当てはめると「私は犬を公園で見ました」となり、微妙なニュアンスの違いが生じることがあります。
SOVとSVOの語順の違いを克服し、英語力を向上させるためには、以下の学習方法が有効です。
●スラッシュリーディング
文章の意味の切れ目にスラッシュ(/)を入れ、文の構成要素を意識しながら読む方法です。英語の語順に慣れ、文構造を視覚的に理解するのに役立ちます。
●精読をする
文章を注意深く読み込み、単語の意味や文法構造を深く理解する読み方です。英語の語順ルールを理解し、正確に文の意味を把握する練習になります。
●英文法の学習
英語の品詞や文型、語順ルールなどを体系的に学ぶことで、英語の文構造に対する理解を深めることができます。動画を何回もみて、ぜひ勉強してみてください。
いかがでしたか?
日本語と英語の文章構造の違い、特にSOVとSVOの語順の違いは、英語学習やコミュニケーションに大きな影響を与えます。この違いを意識し、効果的な学習方法を実践することで、英語力を向上させることができるでしょう。
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